特集記事抜粋
 

VOL.13 −冬の華− (2002-2003年 冬号)
■特集「阿讃(あさん)山麓の風土が育んだ阿波和三盆糖」
■Sketci of Yoshino River「池田町」
■さかな博士の吉野川魚図鑑「タモロコ」
■吉野川NEWS
・吉野川交流推進会議のシンボルマーク決定
・初の吉野川写真展を開催
・吉野川上流探検隊
・嶺北(れいほく)の子どもたち、ひょうたん島をクルーズ! など
特集「阿讃(あさん)山麓の風土が育んだ阿波和三盆糖」
藍と並ぶ徳島藩の特産物として栄えた阿波和三盆糖。現在も阿讃山麓の上板町で伝統の製法が継承されており、全国の高級和菓子店に最高級の砂糖と評価されています。
 12月4日、板野郡上板町泉谷の岡田製糖所(岡田和廣さん経営)で、阿波和三盆糖作りが始まりました。サトウキビの搾り汁を不純物を取り除きながらじっくりと煮詰め、黄金色の「白下糖(しろしたとう)」にし、水で研ぐという独特の精製法で白色の和三盆糖に仕上げていく・・・徳島の真冬の風物詩であるこの作業は、二百余年の昔から変わらない光景です。職人さんの手技の結晶である阿波和三盆糖。これから六月まで作業は続きます。
シンボルマーク決定!
吉野川と、会議の活動を象徴する新しいシンボルマークが完成しました。シンボルマークは、二人の子どもが元気に飛び跳ねる姿をイメージ。交流事業の主役である「人」、とりわけ、吉野川の未来を担う子どもらの姿を、三本のラインで描く「川」の字と重ね合わせています。一番上の緑のラインは、川や海を育む四国の山並みを、一番下の紺のラインは豊かな海を表しています。そして、その真ん中の水色のラインは、流域に恵みを与えながら山と海をつなぐ吉野川を表現しています。
吉野川上流親子探検隊
県内の小学校高学年の親子を対象に、8月25日、「第3回吉野川上流親子探検隊」を実施。徳島市から約3時間、高知県にある吉野川支流の汗見川渓谷での川遊びや水質調査、水生生物調査、そして、早明浦ダム下の広場で行われた「第一回あめごレース」にも参戦しました。
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