特集記事抜粋
 

VOL.11 −アドプトプログラム吉野川−(2002年 春号)
■ 特集
アドプトプログラム吉野川
・Let's adopt

■ Sketch of Yoshino River
■ この人と吉野川8
とくしま自然観察の会世話人 井口 利枝子さん
■ YOSHINOGAWA NEWS
・吉野川への取り組みに全国から注目が集まっています
アドプト参加100団体目は藍住中学校
人と人、人と川をつなげるアドプト・プログラム吉野川。
今、吉野川全域へと広がる大きな流れに
真っ青に晴れ渡った空の下、昨年11月20日に、生光学園のアドプト初清掃が行われました。生光学園では、幼稚園から高校まで学園全体でアドプトに参加しています。今回は高等学校普通コースの2・3年生約90名が参加。普段から「クリーンデー」を設けて地域の清掃をしているので、みんな慣れた感じです。
生光学園の担当区域は、吉野川橋の上流1800m〜2400mの北岸、学園のすぐ前の河川敷です。対岸にある河川敷グラウンドは部活動の練習でいつもお世話になっている場所。その恩返しの意味も込めて平成13年10月23日、アドプトに参加しました。
アドプト参加を発案した福井朗人先生は「クリーンデーの延長として、今後は小さい子の保護者にも参加してもらえるように取り組みたい」と意気込みを語ってくれました。さて河川敷はというと、ドライバーのポイ捨てらしきゴミがあちこちに散らばっています。崩れてボロボロになった空き缶、生ゴミ入りのビニール袋、ヘルメットや看板、タイヤホイール……目を疑うような廃棄物の山に、男子生徒たちは「捨てるなら買うな! 買うたら持って帰れ!」と怒り爆発。「ゴミがあるのが悔しくなってくる。ムキになって拾ってしまう」という生徒もいました。清掃後、きれいになった河川敷に生徒たちの表情もすっきり。「学校ぐるみでゴミ拾いすると、少なくとも学校のみんなは捨てなくなる。その様子を見て、地域の人達も捨てなくなる。そうなればいいなぁ」と話してくれました。
アドプト参加100団体目は藍住中学校。 調印式も晴れやかに
アドプト・プログラム吉野川の参加団体がついに100を突破! 
これを記念して2月26日午後5時から徳島市のホテルクレメント徳島で調印式が行われました。100団体目となったのは藍住中学校。岩佐博久校長と吉野川交流推進会議の住友俊一会長が調印した合意書を交換。その後、住友会長から生徒たちに掃除道具などの記念品が贈られ、生徒会長の前田紘太郎君が「(正法寺川は)今は汚れているけど、昔のような美しい川にするため頑張っていきたい」 と決意を述べました。 調印式に先立って、同会場では県下のアドプト・プログラムに参加する団体が参加して講演会や活動発表などの交流イベントも行われました。
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