特集記事抜粋
 

Vol.29 ー激流ー(2010年夏号)
【CONTENTS】
特集「遊ぶ Let's play sports」
Sketch of Yoshino River「松茂町」
吉野川耳より情報
吉野川ニュース
Let's play sports!!
吉野川ラフティング(三好市山城町)
世界の覇者を鍛え魅了し続ける激流・吉野川
「三好市拠点の日本女子 ラフティング4人制初代世界王者に」・・・地元新聞の一面を飾った記事に心躍らせた方も多いでしょう。
彼女達は女子日本代表チーム「ザ・リバーフェイス」。2007年、「09年にボスニア・ヘルツェゴビナで開催される6人制世界大会で表彰台入りする」という目標を掲げてチームを結成し、見事、準優勝。その後、メンバーの入れ替わりを経て、「12年の世界大会で優勝を」を新しい目標に、吉野川でトレーニングを積んできました。
大会は7月12日から17日にかけて、オランダ南西部のズーテルメールで開催されました。15日に始まった女子部門には世界各国から15チームが出場。短距離の「スプリント」、設けられたゲートをくぐる「スラローム」、長距離の「ダウンリバー」の3種目あり、総合部門はこの合計得点を競います。ザ・リバーフェイスは早くから現地に入り、充分に調整をして試合に挑みました。
2種目が終わった時点で総合5位。トップのスロバキアとの差は146点ありましたが、ダウンリバーは得点比重が大きいこともあり、「絶対ひっくり返せる! 表彰台に乗れる」という手応えを感じていました。「他のチームとは漕いできた量が違う」とキャプテンの阿部 雅代さん。春も冬も、時には勤務前の早朝5時から、毎日のように練習を積んできたという自信がメンバーを支えました。最終種目ダウンリバーではぶっちぎりの1位でゴール! 総合826点、2位をわずか2点差でかわして、劇的な逆転優勝を果たしたのです。
愛媛県出身の阿部さんのラフティングとの出会いは長良川。「楽しかった。で、よく調べるともっと激しい川があるとわかって」吉野川に。何度も通ううち、「リバーガイドになったら毎日乗れる」と、ついに三好市に移住してきました。ガイドになって6年。川の上にい ることが日常になっても、日々吉野川は違う表情を見せてくれて「楽しい。飽きない」と笑います。
ザ・リバーフェイスの活躍で「YOSHINO RIVER」の名も世界に知れ渡りました。世界水準の激流、体感してみませんか。運がよければ、世界女王のガイドで下れるかもしれませんよ。




【インフォメーション】
ラフティング&キャニオニング サファリ
◆半日コース(8,000円〜)◆1日コース(12,000円〜)小学生からOKの◆ファミリーコース(7,000円〜)など、各種ラフティングツアーを開催。滝下りや沢のぼりでダイナミックに祖谷渓を遊ぶ◆キャニオニング(9,000円〜)も人気。
詳細はTEL.0883-76-0745またはホームページ→ http://www.safari-g.com/
※取材にご協力いただいた(有)サファリをはじめ、吉野川上流では、多くの ラフティング会社がツアーを開催しています。
Let's play sports!!
自転車王国とくしま
風の音を聞き川の流れとともに走ろう
「いつでも、どこでも、一人でも始められる。その気軽さが一番の魅力。近年の健康志向を受け、全国的にサイクリングの人気は高まってるんです」と語るのは、徳島県文化スポーツ立県局 県民スポーツ課の多田恵子さん。「自転車王国とくしま」を企画・推進す るハンサムウーマンです。
2年前、プライベートで参加したサイクルイベントで、自転車の楽しさに目覚めました。「自転車で走っていると、徳島はほんとうに自然がきれいだと感じる」と多田さん。「車だとあっという間に通り過ぎる景色も、自転車だと時間がかかる。でもその分、ゆっくりと景 色を眺められます」 自転車王国とくしまが提唱するのは「パーク&ライド」という、車と自転車を組み合わせた新しい観光スタイル。鳴門ウチノ海総合公園や、四国三郎の郷など無料で車を駐車できる施設を拠点に、12の公式コース(今年中に20コースになる予定)を整備。チェックポイントのQRコードを携帯電話でゲットして、マイルを貯めることもできます。 また、ガイドとともにグループで公式コースを走る「ガイドツーリング」や、自転車といっしょに乗車できる臨時列車「サイクルトレイン」の運行など、イベントも随時開催しています。
「まずはママチャリでOK! 風の音を聞きながら走りませんか」




【問合せ】とくしまスポーツSHOWデー実行委員会 TEL.088-621-2112 自転車王国とくしま http://www.tokuspo.net/bicycle/
吉野川ニュース
平成22年度総会
平成22年度吉野川交流推進会議総会を5月27日、ホテル千秋閣で開催しました。多数のご出席のもと、今年度の事業計画等を協議いただきました。左記のように、新規事業を盛り込み、多岐にわたる事業に取り組んでいきます。 また、アドプト・プログラムに参加し、2年以上活動を継続し、かつ初めて再度の合意書を締結した団体・企業及び「とくしまマラソン」に向けて清掃活動を行った団体・企業に感謝状を贈呈しました。







交流事業
◆アドプト・プログラム吉野川の推進
 広報にも力を入れ、新規参加団体を募ります。
◆子どもとの交流体験事業の実施
県内外の子どもと保護者を対象に、吉野川上・中・下流で 体験イベントや水難事故防止講習会を行います。
◆地域イベントとの交流事業の実施
◆流域間交流事業の実施
◆国土交通省との共催事業の実施
水生生物調査、一斉清掃などを通じて環境保全の意識を高めたり、水難事故防止講習会を実施して吉野川の安全利用を促進します。
◆インターネットによる交流事業の実施・充実


情報発信事業
◆機関誌「四国三郎吉野川」の発行
◆おでかけ情報・イベント情報の拡充
 会員から情報を募集し、ホームページから発信。
◆各種イベントで吉野川の魅力をPR
◆ホームページの充実による情報発信
◆吉野川フォトライブラリーの充実


会員の募集
イベント等で入会案内を配布したり、加入キャンペーン実施などで、新規正会員を募集。
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